風とオートバイと仲間たち

県外からのお客さんがあり、目出度い話なので皿鉢料理でお・も・て・な・し。
見て喜んでもらい、食べて・呑んで喜んでもらい宴は終わらない。

実際に見るのは初めてらしく、食べるのが勿体ないと感激してました。
サバの姿寿司が丸ごとなのにびっくりし、「どうやって食べるんですか」
「頭も食べるんですか」と興味津々。



高知県では冠婚葬祭はもちろん、ちょっとした寄会や「おきゃく」には皿鉢は欠かせない。
おきゃくは地域の集まりや行事の打ち上げ、農耕等での区切りで宴を開くことを言う。

子供の頃はこの「おきゃく」が楽しみだった。
現在でも実家のある田舎では「今日はおきゃくよ！」と普通に会話に出てくる。

田舎での冠婚葬祭では地区の女性たちが集まり、数日前から皿鉢料理の支度に掛かる。
皿鉢は各家庭に結構な枚数があり、婚礼時に足りない場合は近所から借りて準備する。

婚礼とかは前日、当日、後日と最低三晩の宴会になる。



現在高知市内で仕出し屋さんに皿鉢を頼むと、
皿鉢の大きさや盛り物にもよるが1皿（3～4人前）8000円～1万5000円くらいですかね。
注文内容次第で高くも安くもなります。

宴会時に希望の皿鉢料理を頼んでおけば、おそらく何処の店でも準備はしてくれます。
是非、食べに来てください。

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